たほ日記

生活一般、読書、美容、恋愛など

4月13日(初投稿らしい話)

ブログを新設した。

今まではたまにじゅげむで更新していたが、ある日スマホで自分のブログを閲覧したときにかなり見辛いことが判明し、腹を立てて移動。

しかし、自分で書いたとはいえ、ちょっとでも過去になると自分の書いた記事に殺意が芽生えるあの感覚はなんなんだろう。まだアカウント残ってると思うけど、mixiの日記とかコミュとか絶対に見返せない。

 

でも、元々は日記とかブログとか好きな人間ではある。

ひとつ自慢がある。

高校1年生のとき、個人ホームページを作るのがとても流行していた。ペップスとかモバスペとか言えば、ピンとくる方はいると思う。私も例に漏れずクラスの仲良い子と2人で共同ホームページを作ったのだが、私はその中の日記を1年間毎日更新した。当時ものすごい頻度でブログを更新していたしょこたんの影響が大いにあってのことだったと思うが、とにかく毎日書いた。テスト期間だろうとインフルエンザに罹ってろうと、「毎日更新」に拘っていた。

読んでいるのは勿論高校の同級生、部活の仲間、せいぜい他クラスの子までではあるのだが。ある日、他クラスの全然知らない男の子に声を掛けられた。「日記読んでるよ、面白いね。」という主旨の話で、私は舞い上がった。全然知らない人が読んでるなんて、途端にアイドル気分だ。どんな内容であれ毎日続けることによって読者は増えていく、ということをよく学べた。

のちに、ホームページは乗っ取りに遭って閉鎖となった。判明した瞬間はもうパニックになって、当時パソコンに詳しかった同級生に泣きついてキャッシュを集めてもらったりしたが、完全にあの1年分が私の手元に戻ることはなかった。

一緒に運営していた友人は、その頃には完全にホームページに無関心になっていた。(彼女は多分5日分くらいしか日記も書いてなかった。)

あれだけ仲良しだったのに、今では全く連絡はとっていない。この前Facebookで見かけたときは、レインボーパレードに参加している写真をアップしていた。彼女はもう、かなり遠いところに行ってしまっているようだ。

 

1年分書き溜めたものを失うのはかなり痛いが、これで良かったと思ってる。もし今突然蘇生して目の前に現れたら喜んで読むだろうが、のちに恥ずかしさでのたうち回るのは目に見えてる。

でも、知らない子に面白いと声を掛けられる程度にはキレがあったんだろうなぁ。

 

今はインターネットの海に浮かべるだけの日記なんてものよりも、よっぽどSNSは発達している。そりゃ私だって前略プロフィールくらいもやってたが、それは別の話として、充実度は全然違う。インスタグラムなんて本当にすごい。憧れる。2回ほどアカウントを作って参戦を試みたことがあるが、失敗した。「食べものをいちいち写メるなんて」とか「インスタ蝿(笑)」とか「匂わせポエム」とかもうそんなことを揶揄う以前に、私はインスタの使い方が分かんなかった。全然インターネットに器用では無かったのだ。

ツイッターも、学生時代は完全に張り付いて「ツイッターかそれ以外」みたいな世界の捉え方をしていたレベルだが、今はつぶやくことも少なくなってきて、自分で自分が寂しい。

だからこそ、また懲りずにブログに縋ってる。短文と華やかな写真でパッと目立つことはもう出来ない。

ブログという地味な切り口で知らない人に褒められたときのあの気持ちを思い出して楽しめれば理想的である。