たほ日記

生活一般、読書、美容、恋愛など

読むだけ無駄なしょうもない話

ここ1週間ちょっと、トイレットペーパー無しの生活をしていた。(書かなくても分かってもらえると思うけど、ボックスティッシュを代用していた)

理由は簡単で、切らしてから新しく買うのをずっと忘れてしまっていたからだ。

夜遅めに帰宅して、手を洗って部屋着に着替えて「ふーっ」と座椅子に座った瞬間に「あ、トイレットペーパー買うの忘れた」となるのだ。それがバカみたいに毎日続いてしまった。もう一生、トイレットペーパーが買えないんじゃないかと思った。

一度部屋着に着替えてリラックスしてしまうと、もう一度着替えて買いに行くということも難しい。学生時代なら余裕でできていたし、なんなら部屋着のまま買いに行っていたと思う。でもそんなバイタリティは労働の日々に揉まれて置き去りにされてしまった。というか別にボックスティッシュで十分事足りているしな、と自分を許す。

 

遂に買えたのも、ほぼ偶然の産物と言って良いもので、その日も案の定頭からトイレットパーパーのことは消え去っていたのだが、スーパーで肉を選んでいる時にトイレットペーパーが目に入った。そのスーパーはなんだか不思議なレイアウトで、肉の冷蔵庫の上にトイレットペーパーが積んであったのだ。迷わず降ろして籠にぶち込んだ。

 

「やっと買えたわ・・・」と思いながら帰宅し、早速トイレに設置しようとしていたら、購入したものがシングルタイプであることに気づいた。私は、薄くて頼りないシングルタイプのトイレットペーパーが嫌いだ。これを12ロールも買ってしまった。

仕方なくシングルタイプをがらがらと使っていても、それまでボックスティッシュを使っていた分、その心許なさに愕然とする。存在を忘れ続けたうえに、気に入らないものを買ってしまう。シンプルに自分の出来の悪さを恨んだ。どうしてこの世にトイレットペーパーのシングルタイプなるものが存在し得るんだろうか。「そうそう、これこれ、やっぱりシングルじゃないとね〜」と言いながら喜んでこれを使う人間がいるのだろうか?